創立50周年記念講演会 杉村太蔵氏 ①

2017年06月21日

杉村太蔵講演3
杉村太蔵講演4

(公社)埼玉県宅地建物取引業協会は、今年創立50周年を迎えました。

 

 

先日、埼玉県宅地建物取引業協会 創立50周年記念講演会が、川越にあるウエスタ川越にて行われました。

 

 

講師は、元衆議院議員で今やバラエティー番組に多く出演されている「杉村太蔵氏」で、

 

 

太蔵流!「今の世の中こう生きる」 と題した講演にたくさんの方がいらっしゃいました。

 

 

 

 

 

講演前に主催者から、

 

 

「講演中は写真やビデオ撮影はご遠慮ください!」

 

「もし見つけた場合はデーターを全て削除いたします!」

 

 

という重々しい雰囲気の中、会が始まりました。

 

 

 

 

 

 

そして、杉村氏が登場し最初に話したことは、

 

 

「主催者様から写真、ビデオ撮影禁止お話しがありました。もし、私で良ければガンガン写真を撮ってください!」

 

 

それにより雰囲気が和み、最初から最後まで笑いあり、大変引き込まれる楽しい講演会でした。

 

 

 

 

 

 

 

それでは、その講演会の内容を簡単に列挙します。

 

 

 

・杉村氏は現在3人のお子様がいる

 

今のポジションはなりたくてなったポジションではない。しかし、なれて本当に良かったと思うポジションである。

 

・父親は歯医者、母親は歯科衛生士。祖父は医者、曽祖父は弁護士。

 

・杉村氏は長男。次男の弟は北海道で医者。三男は実家を継いで歯医者。

 

・弟は大変頭が良かった。子供の頃に公文へ通っていたが、いつの間にか抜かれ、自分より先の課題をやっていた。

 

・ただ、そんな自分でも唯一負けていなかったのがテニス。高校時代、なみはや国体に北海道代表として出場し全国制覇。1997年9月。

 

・高校卒業後は近くの自動車工場で働くつもりで内定をもらっていた。

 

・父親は、長男だから歯医者を継ぐと思っていた。しかし、1日中小さな口の中を見ていることに全く興味がなかったため、それを告げる。

 

・厳格な父親から「自分の人生だから好きにしなさい。ただし大学だけは行って欲しい」と言われる。

 

・そしてその時の父親の名言。「しかし太蔵。口の中の世界も広いものだぞ」。うまいことを言ったと得意げな父親の顔が忘れられない。

 

・勉強をしてこなかったため大学進学をどうずるかという時に、スポーツ推薦で早稲田、慶応、明治、法政、同志社、近大、亜細亜、筑波などから声がかかる。当時通っていた高校の卒業生の進路は、半分が大学進学、半分が就職という状況。そして高校の方針が大学進学へ方向転換をし始めている時であった。

 

・急遽、親と先生との3者面談が行われ、その中で唯一国立大学の筑波大学を勧められる。

 

・その時に、「自分はテニスしかやってこなかったから大丈夫か」、と何度も確認したが「大丈夫」と説得されて進学。

 

・大学1年目。授業に出ると受験勉強で入学してきた同級生とテニスしかしてこなかった自分との差を感じる。そしてやる気がなくなりひきこもりニート生活。

 

・それよりもなによりすごいのは、スポーツ推薦で入学しておきながらテニス部に入部しなかったこと。

 

・大学から母親に連絡が入り、心配した母親が北海道から来てくれる。こんなことではいけないとなり、大学2年目授業に出る。

 

・ある講義で教授から、「今の政治家の何がいけないかというと、法律を知らない人が法律をつくっていること」との話しを聞く。自分にはこれだ!となり司法試験を目指す決意をする。

 

・学生部に行き、「法学部へ転部をしたい」と相談するが、「法学部の前に、まずテニス部に入りなさい!」と言われてしまう。ならば独学でと、司法試験合格に向け勉強をする。

 

・しかし夢は叶わず、6年大学に通ったが中退することに。(2004年3月)

 

・勇気を振り絞って父親へ連絡。「歯医者を手伝おうかな…」と話すと、「資格も持っていないのに何を言っている!!まずは働きなさい!働かないなら死ね!」の言葉を受ける。その言葉で目が覚めて、自立しなくてはと考える。

 

・ハローワークに通う。しかし、なかなか仕事が見つからない。そこで、ハローワークの方のアドバイスを受け、30分位の適性試験を受ける。これは、どんな仕事に向いているかをコンピューターがアドバイスしてくれるというもの。

 

・結果は、宇宙飛行士。せっかく司法試験の夢を諦めたのにまた夢を追いかけるわけにもいかない…。もう一つの適性は、バスの運転手。

 

・その後も仕事が見つからない。ようやくハローワークから年齢・性別・経験・学歴不問の会社を見つけたと連絡。気合を入れて写真を撮り、履歴書も丁寧に書いて送るが書類審査で落ちる。年齢・性別・経験・学歴不問の会社に面接をするチャンスさえ与えられず。

 

 

 

 

しかしこの1年数か月後に衆議院議員選挙に当選。

 

​では、その間に何があったのか…

 

 

 

少し長くなったので、続きは次回に…

 

杉村太蔵氏講演1

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